イギリス生まれのタイヤメーカー「ダンロップ」
日本では漠然と日本のメーカーと思っている人も多いですが、ダンロップはイギリスで生まれたタイヤメーカーです。しかし、1980年に住友ゴム工業に売却されているため無理もないかもしれません。元々は、獣医師のダンロップ氏が動物の構造とタイヤの構造の類似点からインスピレーションを得たことからはじめました。
タイヤのラインナップ
ダンロップの主なタイヤブランドは、エナセーブ、ルマン、ヴューロ、ディレッツァ、エスビースポーツなどがあります。
高級車向けのプレミアムモデル「ヴューロ」
高級車向けのプレミアムモデルがヴューロです。
「ラグジュアリーカーとはどうあるべきか?」
高級車のためのタイヤをつくるべく開発されたヴューロは、静粛性、ウェット性能、操縦安定性などどれをとっても最高クラスのタイヤです。ウェット性能やブレーキ制動の効果に関しては、低発熱密着ゴムを採用しているので、路面の凹凸にかみつくような手応えを感じます。
エコタイヤ「エナセーブ」
ダンロップが主力として売り出しているエコタイヤとしてエナセーブが挙げられます。
エナセーブのメリットはいうまでもなく、低燃費性能と環境性能の向上です。
低燃費タイヤにする仕組みとして挙げられるのが「転がり抵抗」です。
転がり抵抗とは、路面とタイヤとの摩擦による転がりにくさの度合いのことです。
これが高ければ滑りにくいタイヤであり、低ければスリップしやすいタイヤともいえます。
転がり抵抗が高く、グリップが強く効いていれば滑りにくいですが、逆に走行が滑らかにならず燃費が悪くなるという弱点ももっていました。その課題を同時にアプローチしていくことで摩擦力やグリップやウェット性能を維持したまま低燃費タイヤに昇華させたのがエナセーブです。
ルマン4
ルマンシリーズである最新の「ルマン4」は、日本で人気の軽自動車やミニバンなどにもよく使われるため需要があります。
ルマン4には世界初の特許である特殊吸音スポンジを内蔵させているため、ロードノイズや騒音をカットする効果があります。車内静粛性や快適性に大きく貢献しています。