海外タイヤの特性
海外タイヤメーカーといえば、世界3大メーカーといわれる「日本のブリヂストン」「フランスのミシュラン」「アメリカのグッドイヤー」といわれるようにアメリカとヨーロッパに2強のタイヤブランドがあります。
<国産タイヤの特徴についてはこちら。>
海外のタイヤメーカーで最王手の「ミシュラン」「グッドイヤー」
海外のタイヤメーカーというくくりでミシュランやグッドイヤーは最王手のメーカーです。
日本の市場でも利用されており、自動車ユーザーにとっては身近な存在です。
ミシュランのタイヤもグッドイヤーのタイヤも運動性能、グリップ力、ウェット性能、耐摩耗性、静粛性、快適性を含め、国内メーカーと比較しても申し分ない性能を持っています。
むしろ国内のタイヤメーカーよりも、総合性に富んだタイヤ作りをしているという説もあります。
特に国内の道路状況は海外の道路状況のような多様なつくりになっていないため、海外のオフロード、積雪地帯、砂漠などで鍛えられたノウハウが蓄積されているともいえます。そういった意味でミシュランやグッドイヤーなどの海外タイヤメーカーの動向は無視することはできません。
アジアのタイヤメーカー
視点をアジアに移して、ブランド力、品質ともに少し落としたところで展開されているブランドについても考察したいと思います。
例えば、「台湾のナンカン」「中国のワンリ」「韓国のハンコックやネクセン」など、格安で売られることも多いアジアメイドの輸入タイヤですが、品質に致命的な問題があったり、極端に寿命が短いといったことは、当然ですがありません。グリップ力やウェット力もまずまずなものも多く、通常使用に困ることはないといっていいでしょう。
ただ、細かな部分でコストダウンやマーケットでターゲットとする層が違うため、国内大手メーカーや海外2強メーカーの品質と比べると劣る部分はあります。安全性から優先順位を落とす静粛性や快適性などの部分は、犠牲にされていることも多く、いざクルマを走らせてみるとゴツゴツとした突き上げる感覚があるなど体感できる部分はあるかもしれません。
しかし、こういった海外輸入タイヤメーカーの格安タイヤを探れば、意外な掘り出し品があるかもしれないのでチェックしておきたいところです。